西日本~北日本 あすにかけ大気不安定 非常に激しい雨のおそれ

前線や低気圧の影響でこれから17日にかけて、西日本から北日本では大気の状態が不安定になり、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を進むため、西日本から北日本ではこれから17日にかけて、大気の状態が非常に不安定になる見込みです。

西日本では16日夜から、東日本や北日本では17日、前線の周辺を中心に雨雲が発達し、局地的に雷を伴った1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

17日の昼までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽東海で140ミリ
▽四国で120ミリ
▽北海道で50ミリと予想されています。

さらに、17日の昼から18日昼までの24時間には
▽北海道で100ミリから150ミリ
▽東海でおよそ50ミリと予想されています。

低気圧が予想より発達した場合、北日本や東日本では暴風や大しけとなるおそれもあります。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも十分注意するよう呼びかけています。

あす 西日本 平地でも積雪のおそれ

低気圧が通過したあと、西日本の上空1500メートル付近にはマイナス6度以下の、この時期としては強い寒気も流れ込むと予想されています。

日本海側を中心に中国地方や四国、九州などでも17日夜から18日にかけて山地を中心に雪が降り、平地でも積もるおそれがあります。

気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に注意し、早めの備えを呼びかけています。