高市経済安保相 党内で勉強会立ち上げ “総裁選へ足場固めか”

高市経済安全保障担当大臣が自民党内で勉強会を立ち上げました。高市大臣は来年秋に予定される総裁選挙への立候補に意欲を示していて、党内からは足場固めではないかという見方も出ています。

勉強会は高市経済安全保障担当大臣が「国力」を強化するための方策を検討しようと新たに立ち上げたもので、国会内で15日に開かれた初会合には自民党の山田宏副幹事長ら衆参両院の国会議員10人余りが参加しました。

会合ではサイバー攻撃やインテリジェンスについて、専門家が講演を行ったということです。

今後は月に2回のペースで会合を開き、外交や防衛、経済などの分野の専門家を招いて意見を交わすとしています。

高市大臣は来年秋に予定される自民党の総裁選挙について、民放の番組で、「また戦わせてもらう」と述べ、立候補に意欲を示しています。

勉強会の参加者の1人は「純粋に政策的なもので、政局的な意味合いはない」と話していますが、党内からは、岸田内閣の支持率が低迷する中、総裁選挙を見据えた足場固めではないかという見方も出ています。