アイヌ民族の女性 自民 杉田衆院議員の差別的投稿“許せない”

自民党の杉田水脈・衆議院議員のアイヌ民族などに対する差別的な投稿をめぐり、人権救済を求める申し立てを行った女性が、立憲民主党の会合に出席し「人をおとしめる議員を許してはならない」と訴えました。

アイヌ民族や在日コリアンの女性に対する杉田水脈衆議院議員のブログなどでの投稿について、札幌法務局や大阪法務局は人権侵犯と認定しました。

このうち、札幌法務局に申し立てを行ったアイヌ民族の女性が15日、立憲民主党の会合に出席し「アイヌであることを理由に差別を受け、これまで状況を改善する運動に携わってきた。人をおとしめる議員や差別を許してはならない」と訴えました。

一方、杉田氏がその後、インターネット番組で、アイヌ政策に関する支援事業で公金使用に不正があると指摘したことについて、内閣官房の担当者は、平成22年に公金の不適切な執行があったことを認めたうえで、その後、再発防止策が講じられ、現在は不正はないという認識を示しました。

公明 高木政調会長「真摯に向き合ってほしい」

公明党の高木政務調査会長は記者会見で「他党の方でありあまり申し上げたくないが、人権侵犯と認定されている場合、その問題に真摯(しんし)に向き合ってほしい」と述べました。