11日のクレジットカードシステム障害 約80万件が決済できず

先週末、全国のスーパーやJRの駅などでクレジットカードの決済ができないトラブルが起きた問題で、この決済システムの運営会社「日本カードネットワーク」は決済ができなかった件数が合わせておよそ80万件だったと発表しました。

今月11日の土曜日に、JCBの子会社でクレジットカードの決済システムを運営している「日本カードネットワーク」のシステムに障害が発生し、全国のスーパーやコンビニ、それにJRの駅などでクレジットカードの決済ができないトラブルが起きました。

これについて「日本カードネットワーク」は、決済ができなかった件数が合わせておよそ80万件だったと発表しました。

この決済システムには、JCBを含む110社余りのクレジットカード会社などが接続されていて、取り引きのエラーは障害が起きた午後1時半ごろから午後9時ごろまでのうち、午後6時前からの1時間程度に集中していたということです。

会社は、システム更新に向けた作業中に一時的にデータの処理が増えて、負荷がかかったことが原因だとしています。

「日本カードネットワーク」をめぐっては、2017年と2019年にもクレジットカードの決済ができなくなるトラブルが起きていて、この際、経済産業省は、口頭で障害の原因究明と再発防止を求めていました。