大阪府警 カーナビに“緊急メッセージ”誤配信 人為的ミス原因

14日夜、大阪府警が災害などの緊急事態が起きたことを知らせる情報を誤ってカーナビに配信し、主に大阪府内でナビの種類によっては画面に命を守る行動をとるよう求める表示が出ました。
大阪府警は、システムを更新する際の人為的なミスが原因で、この影響による事故などの報告は入っていないとしています。

誤った情報が発信されたのは、道路の混雑情報などをカーナビに伝える情報システム、VICSです。

大阪府警によりますと、昨夜8時半から9時にかけて、府警本部の交通規制課で「VICS」のシステムを更新し、テスト送信する際、誤って4回、災害などの緊急事態が起きたことを知らせる「緊急メッセージ」という文章を送信したということです。

VICSはFM放送で送信されていて、文章は、主に大阪府内の車のカーナビが受信したとみられ、ナビの種類によっては「緊急メッセージ」に加えて、「ただちに命を守る行動をとってください」という文章も表示されたということです。

大阪府警は人為的なミスが誤送信の原因で、この影響による事故などの報告は入っていないとしています。

SNS上では戸惑いの投稿が相次ぐ

道路の混雑情報などをカーナビに伝える情報システム、VICSの誤配信を受けて、SNS上では情報を受信したと見られる人による戸惑いの投稿が相次ぎました。

投稿の多くは、誤配信直後の午後9時前に集中していて、誤った情報を表示したカーナビの画面を撮影したとみられる画像が添付されたものが目立ちました。

内容は、事情がわからず、「何から命をまもればいいの」と不安を訴えるものや、「VICS緊急情報がずっと出ている。消しても消しても出てくる。一体何があった」と困った様子がうかがえるものもありました。