秋田 市街地で5人襲ったクマのふんから“そばの実”

5人が相次いでクマに襲われた秋田県北秋田市の市街地で、現場に残されたクマのふんを県が調べたところ、中身のほとんどが、そばの実だったことがわかりました。県は、山でブナの実などが不作となる中、クマが人里に出没して、ふだんは食べないそばの実などを食べているとみて、対策を呼びかけています。

秋田県内ではことし、クマに襲われるなどして、けがをした人が14日までに69人にのぼり、過去最多の更新が続いています。

このうち、10月19日には、北秋田市の中心市街地でバスを待っていた高校生を含む5人が相次いでクマに襲われけがをしましたが、現場の住宅の車庫に残されていたクマのふんを県が調べたところ、中身のほとんどが人里で栽培されるそばの実だったことがわかりました。

秋田県によりますと、クマは本来この時期、山にあるブナの実などを食べますが、ことしは不作のため、人里に出没し、畑で栽培されているそばの実や大豆などの農作物を食べているとみられるということです。

このため県は、市街地付近にある畑を電気柵で囲うほか、農作物を早めに刈り取るなど、対策を呼びかけています。

秋田県自然保護課は「今回のクマ以外でも、ことしは捕獲したクマの胃の中から大量のそばの実が確認されている。畑周辺にクマが定着するおそれもあるので、適切な管理を呼びかけたい」としています。