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電通 榑谷社長が年内で退任 新社長に佐野傑統括執行役員
大手広告会社の「電通」は、東京オリンピック・パラリンピックの運営業務をめぐる談合事件で役員報酬を返上した榑谷典洋社長が年内で退任する人事を発表しました。
東京オリンピック・パラリンピックの運営業務をめぐる談合事件で、「電通」の榑谷社長は会社の元幹部や「電通グループ」が法人として起訴されたことを受けて、2023年度の月額役員報酬の30%を6か月分、返上していました。
こうした中、電通は14日、榑谷社長が年内で退任し、来年1月1日付けで佐野傑統括執行役員が新社長に昇格する人事を発表しました。
佐野氏は1992年に電通に入社し、営業局長などを経てことし1月から統括執行役員を務めています。
この人事の発表にあたって会社は「事業変革を推し進め、成長を加速させていく。近年の社会からのご指摘をしんしに受け止め、『意識行動改革』をはじめとする信頼回復に向けた取り組みを徹底・加速していく」としています。