首都高速道路 霞が関トンネル補修工事で車線規制 14日夜から

首都高速道路の都心環状線のトンネルが東京電力の工事で損傷を受け、14日夜から霞が関トンネル付近の内回りの区間を1車線に規制して補修工事が始まりました。工事は12月上旬までかかる見込みで、首都高速道路は、う回路の利用など混雑緩和に協力を呼びかけています。

首都高速道路によりますと、11月8日、東京 千代田区を通る都心環状線の霞が関トンネルの上で、東京電力パワーグリッドが地中にケーブルを埋める工事を行っていたところ、誤ってトンネルを傷つけたということです。

損傷を受けた長さは、およそ20メートルにのぼり、トンネルの鉄筋も80本切断されました。

このため首都高速道路は、14日夜8時からトンネルの補修工事を始めました。

この影響で、都心環状線内回りの三宅坂ジャンクション付近から霞が関出口付近までのおよそ1.2キロの区間が、2車線から1車線に規制されています。

工事は12月上旬までかかる見込みで、首都高速道路は周辺で混雑が予想されるとして、う回路を利用するなど混雑緩和への協力を呼びかけています。

一方、東京電力パワーグリッドは「首都高速道路や利用者のみなさまにご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。損傷を与えたいきさつについて今後詳しく調査を進めて参ります」とコメントしています。