保育所の運営会社 約5400万円を不正受給 川崎

川崎市などで保育所を運営する会社が、職員の勤務時間を過大に申請するなどして、運営委託費およそ5400万円を不正に受給していたことが分かり、市は会社に返還を求めることにしています。

川崎市によりますと、不正受給をしていたのは、市内で保育所などを運営する「フェイスフルラバーズ」です。

昨年度までの5年間に市内の認可保育所など4か所で職員の勤務時間を過大に申請したり、退職した職員を雇用しているように届け出たりして保育所の運営委託費およそ5400万円を不正に受給していたということです。

市は今後、全額の返還を求めるとともに改善を指導することにしていて、この会社はNHKの取材に対し「申し訳なく思っています。今後は複数人で事務処理をチェックするとともに、返還も行います」としています。

この会社をめぐっては、東京 目黒区の認可保育所でも運営費などの不正受給が明らかになっています。