秋田 記録的大雨から4か月 被災した人たちへの継続支援課題に

ことし7月、秋田県内に大きな被害をもたらした記録的な大雨から14日で4か月となります。これまでに確認された住宅の被害はおよそ7000棟にのぼり、被災した人たちへの継続的な支援が課題となっています。

ことし7月14日から16日にかけての記録的な大雨では秋田県内の広い範囲で住宅が浸水し、県によりますと、今月7日までに合わせて6984棟の住宅で被害が確認されています。

このうち、秋田市での被害が合わせて5727棟と最も多く
▽全壊が11棟
▽半壊が2417棟
▽一部損壊が20棟
▽床上浸水が598棟
▽床下浸水が2681棟で
全壊と半壊のほとんどは、床上浸水したことによる被害だということです。

県によりますと、被災した人のうち、今も県内の市営住宅や町営住宅に避難している人の数は今月10日時点で139世帯308人となっています。

また、秋田市を中心に県内全体で568か所の事業所が被害を受け、中には今も事業を再開できずにいるところもあります。

本格的な冬の訪れが近づく中、被災した人たちの生活をどう再建していくのかが課題となっています。