日商会頭ら 大阪・関西万博 夢洲を視察し博覧会協会と意見交換

日本商工会議所の小林会頭は13日、大阪・関西万博の会場となる夢洲を視察したあと、実施主体の博覧会協会の幹部と会談し、どのように全国的な盛り上がりにつなげていくかについて、意見交換を行いました。

13日に夢洲を訪れたのは、日本商工会議所の小林会頭や大阪商工会議所の鳥井信吾会頭らで、はじめに工事の進捗(しんちょく)状況を確認しました。

このあと小林会頭は、博覧会協会の石毛博行事務総長らと会談しました。

この中で、石毛事務総長は「11月30日に開幕まで500日という重要な節目となり、さらなる全国的な機運醸成の取り組みが求められている。全国515の商工会議所に万博の意義などを説明できる機会を設けてもらえればありがたい」と述べました。

これに対し、小林会頭は「関西と、特に関東・中京とで機運に温度差があると感じているが、そろそろ『小異を捨てて大同につく』べき時期だ。準備状況に関する議論はあるが、これから先、開幕に向けて展示内容の宣伝をどのように効率的に展開していくか話し合っていきたい」と応じていました。

会談後、小林会頭は記者会見で「万博は日本全体のプロジェクトで、地域ごとの温度差を縮めていく必要がある」と述べ、商工会議所として協会と連携して機運醸成に取り組んでいく考えを示しました。