そのうえで、アメリカが報復としてイランの「革命防衛隊」と関連組織が使用しているシリアの施設を攻撃したと発表したことについて「アメリカは臆測により人々の目を真実からそらそうとしている。他人を疑う前に自分たちの行いに注意を払うべきだ。イランは初めから地域で紛争が拡大することへの懸念を示してきた」として、イスラエルを軍事支援するアメリカをけん制しました。
また、イスラム組織ハマスのほか、イスラエルへの攻撃に加わっているレバノンやイエメンの武装組織に対し、軍事支援を行っているのかを尋ねた質問に対しては「幸運にも抵抗勢力はイスラエルに立ち向かう軍事力をみずから持っている。イスラエルはイランが支援しているという不当で間違った疑いをかけることで、みずからの破滅的な失敗を正当化しようとしている」と否定しました。

イラン 米軍への攻撃関与を否定 “抵抗勢力に指示出さない”
イランが支援する武装組織がシリアとイラクに駐留するアメリカ軍の部隊に攻撃を繰り返していることをめぐり、イラン外務省のキャンアニ報道官は13日、会見で「抵抗勢力はイランから命令を受けないし、われわれは彼らに指示も出さない」と述べ、攻撃へのイランの関与を否定しました。