立民 悪質ホストクラブ被害防止策の検討開始 利用女性から意見

悪質なホストクラブを利用した女性が、後から多額の料金を請求され、返済のため売春させられるケースが相次いでいるとして、立憲民主党は13日、女性から意見を聞くなど、被害の防止策について検討を始めました。

立憲民主党は13日、国会内で会合を開き、ホストクラブを利用していた女性や支援団体などから話を聞きました。

この中で、ホストクラブに通い500万円以上支払ったという女性は、「18歳で児童福祉施設を出て、寂しさと孤独感を抱えホストクラブに行った。『初回は1000円だから』と言われ、通ううち、売春の仕事を紹介された」と振り返りました。

そのうえで「ホスト通いから抜け出したいと思っても、社会に戻る選択肢がなく料金を払うめどもつかない人がいることが問題だ」と訴えました。

立憲民主党は、悪質なホストクラブによる被害の防止に向けて、店やホストが立て替えて後から請求される「売掛金」に上限を設けられないかや、店側に請求額の明細を提示するよう徹底させる方法などについて、今後、法整備の必要性も含め議論していくことにしています。