藤井聡太八冠に総理大臣顕彰贈呈 八大タイトル独占 功績たたえ

将棋界で史上初の八大タイトル独占を達成した藤井聡太さんの功績をたたえ、13日、岸田総理大臣から総理大臣顕彰が贈られました。

藤井聡太さんは先月、将棋の八大タイトルの1つ「王座戦」を制し、将棋界で史上初の八大タイトル独占を達成しました。

この功績をたたえ、藤井さんに総理大臣顕彰が贈られることになり、13日総理大臣公邸で顕彰式が行われました。

この中で岸田総理大臣は「日頃のたゆみない努力と精進によって、将棋界初の八冠制覇の偉業を成し遂げ、多くの国民に夢や希望を与えた。伝統的な文化である将棋の普及、振興を通じ、わが国文化の向上発展に貢献され、その功績は誠に顕著だ」と述べました。

続いて、藤井さんからお礼の品として『雲外蒼天』(うんがいそうてん)と揮ごうした将棋盤が岸田総理大臣に贈られました。

このあと藤井さんは、記者団に対し「大変光栄なことだと思っております。『雲外蒼天』というのは私がふだんから揮ごうしていることばで、雲の上には青空が広がっているということで、『努力をしてさらに実力を高めていくことで、これまでと違った景色が見える』という意味を込めて書いています」と述べました。