「H2A」ロケット48号機 来年1月11日に打ち上げへ 鹿児島

政府の情報収集衛星を搭載する「H2A」ロケット48号機が来年1月11日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられることになりました。

「H2A」ロケットは、後継機となる新型ロケット「H3」の初号機がことし3月、打ち上げに失敗し影響が懸念されていましたが、JAXA=宇宙航空研究開発機構は共通する部品の検査を強化するなど対策を講じ、ことし9月、47号機の打ち上げに成功しています。

47号機に続く「H2A」ロケット48号機について、三菱重工業は13日、来年1月11日の午後1時から3時の間に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表しました。

48号機には、高度数百キロの上空から地球上のあらゆる場所を撮影できる政府の情報収集衛星、光学衛星の8号機が搭載され、北朝鮮のミサイル発射施設の動向や、災害時の被害の把握などに活用されます。

「H2A」ロケットは、打ち上げ費用の高さや設備の老朽化などが課題となっていて、来年度に予定されている50号機の打ち上げを終えたあとの再来年度以降は新型ロケット「H3」に移行する予定です。