アメリカ イラン関連施設を攻撃 “米軍部隊攻撃への対抗措置”

アメリカのオースティン国防長官は、イランが支援する武装組織がシリアとイラクに駐留するアメリカ軍の部隊に攻撃を繰り返していることへの対抗措置として、シリア東部の施設を攻撃したと発表しました。

アメリカのオースティン国防長官は12日、声明を発表し、イランの精鋭部隊「革命防衛隊」と関連組織が使用しているシリア東部の施設を攻撃したと明らかにしました。

今回の攻撃は、イランが支援する武装組織がシリアやイラクに駐留するアメリカ軍の部隊に攻撃を繰り返していることへの対抗措置だとしていて、施設では武装組織への訓練が行われていたとしています。

アメリカ国防総省によりますと、シリアとイラクに駐留するアメリカ軍の部隊への攻撃は10月17日から11月9日までに、合わせて46回と頻発していて、けが人は56人に上るとしています。

アメリカ軍は先月26日や今月8日にも今回と同じようにシリア東部にあるイランの関連施設を爆撃していますが、相次ぐ攻撃に歯止めをかけられない状態が続いています。