北陸や西日本で大気不安定 土砂災害など十分注意 各地冷え込み

上空の寒気の影響で、北陸や西日本では大気の状態が非常に不安定になっています。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、上空5500メートル付近にマイナス30度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込んでいる影響で、北陸や西日本では大気の状態が非常に不安定になり局地的に発達した雨雲がかかっています。

大気の不安定な状態は、西日本で13日夕方にかけて、北陸で13日夜遅くにかけて続き、北陸ではその後も14日にかけて断続的に雨が降る見込みです。

日本海側では、これまでに降った雨で地盤が緩んでいる地域があります。

気象庁は土砂災害のほか、低い土地の浸水や川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。

一方、13日朝はさらに冷え込みが強まり、最低気温は
▽北海道北見市でマイナス4.6度
▽神戸市で7.4度
▽東京の都心で7.9度
▽福岡市で8.3度
▽名古屋市で8.7度などと、各地で今シーズン最も低くなりました。

13日も日中はあまり気温が上がらず、最高気温は
▽札幌市で5度
▽神戸市で13度
▽福岡市で14度
▽東京の都心や名古屋市で15度と予想されています。

12日よりも気温が上がらない地域が多くなる見込みで、体調の管理に注意してください。

軽自動車と貨物自動車が衝突 1人死亡 路面が一部凍結 北海道

警察によりますと13日午前5時半ごろ、滝川市江部乙町の国道12号線で走行中の軽自動車と対向車線を走っていた貨物自動車が正面衝突しました。

この事故で軽自動車を運転していた20代の男性が頭を強く打ち病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。貨物自動車のドライバーは左足に軽いけがをしました。

現場は札幌市と旭川市を結ぶ幹線道路で、片側1車線の見通しのよい場所です。

事故当時、雪が降り路面が一部凍結していたということで、警察はどちらかの車が滑って対向車線にはみ出したとみて捜査しています。

道内では冬型の気圧配置が強まり11日平地でも初雪が観測されていました。

警察は雪が降り始めるこの時期は路面の凍結に注意するとともにいつも以上にスピードを落として運転してほしいと注意を呼びかけています。