広島 原爆ドーム前 ガザ地区での停戦を求めキャンドルに火

イスラエルとハマスの軍事衝突が始まってから1か月余り、イスラエル軍の地上侵攻や空爆によってガザ地区で多くの死者が出ているなか、広島市の原爆ドームの前で市民団体のメンバーらがキャンドルの火をともして停戦を求めるイベントが開かれました。

イベントは核兵器の廃絶を訴える市民団体などの呼びかけで広島市中区の原爆ドームの前で開かれ、主催者によりますとおよそ500人が集まりました。

そして、呼びかけ人で広島市立大学国際学部の田浪亜央江准教授が「世界の人々はイスラエルによる圧倒的な武力攻撃に対して『今すぐ虐殺をやめろ』という声をあげなくてはならない」と述べました。

市民団体などはキャンドルの様子を写真に撮ってSNSなどを通じて世界に発信することにしています。

参加者が1000本余りのキャンドルに火をともすと「ガザ地区での大量虐殺をやめろ」という意味の「STOP GENOCIDE IN GAZA」という文字が浮かび上がり、参加者が黙とうして犠牲者に祈りをささげました。

イベントのあと田浪准教授は「いろいろな人のもどかしい思いをアピールに変えることができてよかった。事態が続くかぎり取り組みを続けていく」と話していました。