国際

中国で拘束の日本人男性 上訴棄却され懲役12年確定

中国でスパイ行為に関わったとして拘束され1審で懲役12年の実刑判決を受けた50代の日本人男性の上訴が棄却され、刑が確定しました。

上訴が棄却されたのは4年前に中国内陸部の湖南省長沙で国家安全当局に拘束され、ことし2月にスパイ行為に関わったとして懲役12年の実刑判決を受けた50代の日本人男性です。

日本政府関係者によりますと、この男性は1審の実刑判決を不服として上訴していましたが、今月3日に開かれた裁判で棄却されたということで、中国は2審制のため刑が確定しました。

中国では反スパイ法が施行されたよくとしの2015年以降、日本人がスパイ行為に関わったなどとして当局に拘束されるケースが相次ぎ、これまでに少なくとも17人が拘束されました。

このうち、先月には大手製薬会社の日本人駐在員が詳しい説明もないまま半年以上拘束されたあと逮捕されたばかりです。

また、実刑判決が確定した10人についても裁判ではどのような経緯で拘束され、どういった行為が問題視されたのかは明らかになっていません。

今月15日からアメリカのサンフランシスコで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議にあわせて岸田総理大臣と習近平国家主席の首脳会談が調整されるなか、会談が実現すれば相次ぐ日本人の拘束をめぐる対応が焦点になるとみられます。

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