日本ハム 加藤貴之 国内FA権行使せず残留表明 今季は7勝9敗

プロ野球 日本ハムで、国内の移籍に限ったFA=フリーエージェントの権利を取得していた加藤貴之投手が権利を行使せず、チームに残留することを表明しました。

加藤投手は昨シーズン、自己最多となる8勝をあげて、防御率2.01をマークし、今シーズンも7勝9敗で防御率2.87と安定感のある成績を残して、FAの権利を行使するか、注目されていました。

加藤投手は、これまで球団と複数回、面談を行ってきましたが、11日にエスコンフィールド北海道で会見を開いて、権利を行使せず、チームに残留することを表明しました。

加藤投手は会見で「他球団の評価を聞いてみたいという思いもあったが、それ以上にファイターズが必要としてくれた。必要としてもらった以上は先頭に立って、もっともっとやっていきたい」と決断の理由を話しました。

日本ハムでは、エースの上沢直之投手が大リーグに移籍する可能性があるなか、新庄監督が左のエースとして信頼し、今シーズンの開幕投手も任せた加藤投手が残留したことは、来シーズンのチーム編成で好材料となります。