プーチン大統領 ウクライナ東部に近い軍司令部訪問 作戦指示か

ロシアのプーチン大統領はウクライナ東部に近いロシア軍の司令部を訪問し、ロシア軍が東部で攻勢を強める中、みずからも作戦を指示したものとみられます。

ロシア大統領府はプーチン大統領がウクライナ東部と国境を接するロシア南部ロストフ州のロストフ・ナ・ドヌーにある軍司令部を訪問したと10日、発表しました。

訪問にはショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長が同行し、軍事侵攻の戦況や装備品について説明を受けたということです。

プーチン大統領は10月20日も同じ司令部を訪問していて、ロシア軍が東部で攻勢を強める中、みずからも作戦を指示したものとみられます。

また、プーチン大統領は10日、内務省の職員に向けた動画のメッセージで「あなた方の仕事はロシアの新たな地域であるドネツク州とルハンシク州、ザポリージャ州とヘルソン州で特に重要だ」と述べ、一方的に併合したウクライナの4つの州の支配を推し進める姿勢を強調しました。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、ロシア軍との間で、東部ドネツク州のアウディーイウカ、バフムト、マリインカそして東部ハルキウ州のクピヤンシクの4つの方面で激戦となっていると明らかにしました。

また、ウクライナ軍は南部で反転攻勢を続け、10月からはヘルソン州でロシア軍が占領するドニプロ川の東岸に渡り作戦を展開しているとみられています。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は9日、「ロシア軍は東部で攻撃を維持しながら、ザポリージャ州で防衛作戦を実施していて、ヘルソンでのウクライナの作戦に対応するための増援部隊に苦労している」と指摘しています。