自民党 皇位継承のあり方など検討 総裁直属の新組織立ち上げへ

自民党は安定的な皇位継承のあり方などを検討するため、総裁直属の新たな組織を立ち上げることを正式に決めました。

安定的な皇位継承のあり方などをめぐり、岸田総理大臣は先に国会で「喫緊の重要な課題だ」と述べ、総裁直属の組織を設けて議論を進める意向を表明しました。

これを受けて自民党は10日、総務会で新たな組織を立ち上げることを正式に決めました。

トップには麻生副総裁が就任する予定で、そのほかのメンバーも近く固めることにしています。

自民党は去年1月に政府の有識者会議の報告書が国会に提出されたことを受けて、麻生氏が座長を務める懇談会を設置していますが、別の組織を設けることで停滞している党内の議論を進めるねらいがあるものとみられます。

森山総務会長は記者会見で「極めて大事な課題であり、できるだけ早く議論を始めたい。熟議をして国会全体としてどうまとめていくかが大事だ」と述べました。