ロケット発射場間近で結婚写真撮影 鹿児島 肝付町が返礼品に

ロケットの発射場がある鹿児島県肝付町はJAXA=宇宙航空研究開発機構の協力を得て、発射場の間近でウエディング写真を撮影できるサービスを、ふるさと納税の返礼品とすることを決めました。

日本の小型ロケット「イプシロン」などを打ち上げるJAXAの「内之浦宇宙空間観測所」がある肝付町は、全国から宇宙ファンが集まる「宇宙のまち」として知られています。

町では新たな地域おこしの一環として、JAXAの協力を得て、観測所の敷地内の発射場の間近で結婚式用のウエディング写真を撮影できるサービスを、ふるさと納税の返礼品とすることを決めました。

その名も「ロケットフォトウェディング」で、プロのカメラマンによる撮影のほか、ドレスなどの衣装やヘアメークのサービスがあります。

寄付金額は25万円からで、10日から募集を始めています。

ロケットの打ち上げ準備などで立ち入りが制限される期間があるため、撮影できる時期については申し込む前に確認が必要だということです。

肝付町は「研究や製造などいろいろな人の手を経て打ち上げられるロケットのように、結婚も多くの人の支えで実現します。どちらも愛情と情熱を結集してできるもので、宇宙のまちで一生の思い出づくりを応援したい」としています。