北~東日本 あす以降 強い寒気で山地中心に雪の見込み 備えを

前線や低気圧の影響で、東日本と北日本では大気の状態が非常に不安定になっていて、東日本では11日の明け方にかけて大気の不安定な状態が続く見込みです。
一方、11日以降は強い寒気の影響で北日本と東日本の山地を中心に雪が降り、北海道の日本海側では平地でも雪となる見込みで、冬用タイヤに交換するなど備えを進めるようにしてください。

気象庁によりますと、オホーツク海と日本の南の海上にある前線を伴った低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東日本と北日本では大気の状態が非常に不安定になっています。

東日本では大気の不安定な状態が11日の明け方にかけて続く見込みで、気象庁は落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に十分注意するよう呼びかけています。

一方、前線が通過したあと、11日から来週火曜日の14日ごろにかけて、冬型の気圧配置となり、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。

このため各地で冷え込み、11日朝の最低気温は
▽札幌市で1度
▽秋田市で5度
▽長野市で7度
▽熊本市で10度
などと予想されています。

日中も気温が上がらず、11日の最高気温は
▽札幌市で5度
▽青森市で6度
▽秋田市で8度
▽長野市で11度
▽鳥取市で15度
などと予想され、青森市では10日より16度余り低くなる見込みで、寒暖差が大きい地域では体調の管理に注意が必要です。

また、北日本と東日本の山地を中心に雪が降る見込みで、平地では雨が降っていても標高が高い場所では雪で路面が滑りやすくなっているおそれがあります。

北海道の日本海側は平地でも雪が降る見込みで、車のタイヤを冬用に交換するなど雪への備えを進めるようにしてください。