新型インフル 海外で発生想定した訓練 国と都道府県が手順確認

新型インフルエンザが海外で発生したことを想定し、国と都道府県をオンラインで結んで情報を共有する訓練が行われ、関係閣僚と知事らが感染拡大防止に向けた初動対応の手順を確認しました。

訓練は感染症対策を一元的に担う司令塔として設立された「内閣感染症危機管理統括庁」と、各都道府県や関係機関をオンラインで結んで行われました。

全国を結んだ訓練は初めてで、新型インフルエンザが海外で発生したという想定のもと、新藤担当大臣が、岸田総理大臣から水際対策の徹底や感染対策に必要な資材の点検などの指示があったことを伝えました。

そして、参加した知事たちがマスクや防護服などの備蓄のほか、病床の確保や検査体制の準備の状況を説明するなど、初動対応の手順を確認しました。

訓練のあと新藤大臣は「迅速な情報の収集と共有、体制の構築などが重要だと確認できた。政府としても不断の点検と改善を重ねていきたい」と述べました。