日産 中国市場でEVなどを強化 2026年までに8車種 新たに投入へ

日産自動車は中国市場でガソリン車を中心に新車の販売台数が減少していることから、EV=電気自動車などを強化する方針です。今後2026年までに新たに8車種を投入する計画を明らかにしました。

日産自動車が9日発表したことし4月から9月まで半年間のグループ全体の決算では、北米や日本、ヨーロッパで販売が好調だったことから売り上げは6兆633億円とこの時期として過去最高となりました。

一方、EVが急速に普及している中国では、ことし1月からの半年間の販売台数が35万9000台と前の年の同じ時期と比べて24.4%減少しました。

こうした中、会社は中国市場でEVなどを強化する方針で、内田誠社長は会見で今後2026年までにすでに発表している2車種に加えて、EVやプラグインハイブリッド車など新たに8車種を現地メーカーとの合弁事業で投入する計画を明らかにしました。

内田社長は会見で「計画を迅速かつ確実に実行し、厳しい環境が続く中国事業を再び成長軌道に乗せていきたい」と述べました。

中国では多くの日本の自動車メーカーが販売で苦戦し、戦略の見直しを迫られています。