サッカーW杯 アジア2次予選 日本代表 三笘・堂安など復帰

11月から始まるワールドカップのアジア2次予選に向けたサッカー日本代表のメンバー26人が発表され、10月の強化試合は体調不良やコンディション不良で代表から外れていた三笘薫選手堂安律選手などが復帰しました。

記事後半では今回のメンバー26人を一覧で紹介しています。

三笘・堂安・鎌田などが復帰 久保や南野も

世界ランキング18位の日本は、11月から来年6月にかけて、2026年に開かれるワールドカップのアジア2次予選に臨みます。

【アジア2次予選】
シリア(世界92位)
北朝鮮(世界115位)
ミャンマー(世界158位)
(ホームアンドアウェー方式で2試合ずつ対戦)

この2次予選で
▽11月16日に大阪 吹田市で行われるミャンマー戦と、
▽現地時間21日に、サウジアラビアのジッダで行われるシリア戦に臨む、
日本代表のメンバー26人が8日に発表されました。

三笘薫選手

この中で、10月の強化試合を体調不良で辞退した
▽イングランドプレミアリーグ、ブライトンの三笘薫選手が代表に復帰したほか
▽スペイン1部・レアルソシエダードの久保建英選手や
▽フランス1部リーグ、モナコの南野拓実選手などが選ばれました。

久保建英選手

また、10月の強化試合では、コンディション不良で選出が見送られた
▽イタリア1部、ラツィオの鎌田大地選手
▽ドイツ1部、フライブルクの堂安律選手が選ばれ、
▽ポルトガル1部、カーザピアの相馬勇紀選手は、ことし6月以来の代表復帰となりました。

アジア2次予選の登録人数は23人ですが、けがなどのアクシデントに備えるためとして、26人が招集されます。

日本は、ことし6月からの強化試合を6連勝としていて、アジア2次予選でも攻守ともに力を発揮できるか注目されます。

森保監督「世界で勝つこと目標に相手を上回っていきたい」

森保一監督は「2026年のワールドカップに向けて、いよいよ2次予選の厳しい戦いが始まる。勝利を目指し、チームが少しでもレベルアップしていけるように一丸となって臨んでいきたい。今月行われる2試合に関しても、勝ち点合わせて『6』を取れるようにしたい」と意気込みを語りました。

また、アジア2次予選の登録人数が23人の中で、26人を招集することについて「けがやアクシデントといった不測の事態が起きた時のために、26人の選手で乗り切っていこうと、プラス3人を招集した。まだ決めているわけではないが、コンディションを踏まえて、26人を入れ替えながら戦うことも選択肢として考えていきたい」と話していました。

そのうえで、アジア2次予選の戦い方について「世界で勝っていくことを最終的な目標にして、いろいろなバリエーションを持って相手を上回っていきたい」と話しました。

《アジア2次予選 日本代表メンバー26人》

サッカー日本代表のワールドカップアジア2次予選、ミャンマー戦とシリア戦に臨むメンバー26人です。

【ゴールキーパー 3人】
▽J1、ヴィッセル神戸の前川黛也選手(29)
▽J1、サンフレッチェ広島の大迫敬介選手(24)
▽ベルギー1部、シントトロイデンの鈴木彩艶選手(21)

【ディフェンダー 7人】
▽カタールリーグのアルラヤンでプレーする谷口彰悟選手(32)
▽イングランド2部、ハダースフィールドの中山雄太選手(26)
▽ベルギー1部、サンジロワーズの町田浩樹選手(26)
▽J1、セレッソ大阪の毎熊晟矢選手(26)
▽イングランドプレミアリーグ、アーセナルの冨安健洋選手(25)
▽ドイツ1部、シュツットガルトの伊藤洋輝選手(24)
▽オランダ1部、AZアルクマールの菅原由勢選手(23)

【ミッドフィルダーとフォワード 計16人】
▽イングランドプレミアリーグ、リバプールの遠藤航選手(30)
▽フランス1部、スタッドランスの伊東純也選手(30)
▽ドイツ1部、ボーフムの浅野拓磨選手(28)
▽フランス1部リーグ、モナコの南野拓実選手(28)
▽スコットランドプレミアリーグ、セルティックの古橋亨梧選手(28)
▽ポルトガル1部、スポルティングの守田英正選手(28)
▽ベルギー1部、スタンダールの川辺駿選手(28)
▽イタリア1部、ラツィオの鎌田大地選手(27)

▽ポルトガル1部、カーザピアの相馬勇紀選手(26)
▽イングランドプレミアリーグ、ブライトンの三笘薫選手(26)
▽スコットランドプレミアリーグ、セルティックの前田大然選手(26)
▽ドイツ1部、フライブルクの堂安律選手(25)
▽J1、浦和レッズの伊藤敦樹選手(25)
▽オランダ1部、フェイエノールトの上田綺世選手(25)
▽ドイツ2部、デュッセルドルフの田中碧選手(25)
▽スペイン1部、レアルソシエダードの久保建英選手(22)

セレッソ 毎熊晟矢「日本の勝利に貢献したい」

セレッソ大阪から日本代表に選ばれた毎熊晟矢選手は「数少ないJリーグの代表選手として責任感を持ってプレーしないといけない。試合に出られるように練習からしっかり準備して試合に出たら高いパフォーマンスで日本の勝利に貢献したい」と意気込みを話していました。

ヴィッセル 前川黛也「誇りと責任を持って戦っていきたい」

ヴィッセル神戸から選ばれたゴールキーパーの前川黛也選手は「先月の強化試合でのメンバーに選出された際は途中離脱してしまい不完全燃焼でしたが、今回こそは試合出場を目指し、日本代表の誇りと責任を持って戦っていきたい」とコメントしています。