「セーフルーム」備えた住宅 相次ぐ強盗事件受け 販売へ

住宅に押し入る強盗事件が各地で起きていることを受けて、横浜市の不動産会社などが侵入者に気付いた際に一時的に逃げ込める「セーフルーム」と呼ばれる部屋を備えた住宅を新たにつくりました。

この住宅は横浜市の不動産会社が大手警備会社と協力して新たにつくり、8日、磯子区で報道各社に公開されました。

「セーフルーム」の役割を果たすのは、2階の寝室にある広さ2畳ほどのウォークインクローゼットです。

厚さ4.5センチほどの鋼鉄製の扉で中から鍵をかけることができ、強盗などの侵入者に気付いた際、一時的に逃げ込んで身を守ることができます。

また、壁には通常の3倍から4倍の数の柱が設けられていて、壁面を壊された場合も侵入者が中に入るのを阻む効果が期待できるということです。

さらに、クローゼットの中には専用のボタンがあり、警備会社に通報できるようになっています。

会社では今月中にも販売を始めることにしています。

京急不動産販売部の井上隆行サブマネージャーは「居住空間を害さずにセキュリティーを高めることを考えました。安心を感じてもらいたい」と話しています。