展示会は、原材料費や燃費が高騰し、環境への配慮が求められる中、効率のいい生産技術を知ってもらおうと大田区で開かれていて、区内のメーカーなど16社が出展しました。
このうち、プラスチック製品を作る際の技術は、温度を精密に制御することで製品を正確に成型でき、少しでもむだを減らすことができるということです。
また、ごみのかさを減らすために、プラスチック製の容器などを折り畳みやすくする技術も紹介され、ごみを小さくして密度を高めることで、燃えやすくなる効果もあるということです。
長崎から来たメーカーに勤務する男性は「日本の技術はすごいと肌で感じました。コストを減らしたいメーカーには、こうした技術はありがたいです」と話していました。
展示会を主催した大田区産業振興協会の堀田祐一さんは「物価が高くなる中で、むだを減らすという発想で付加価値が高まることもあります。商談につながっているようでよかったです」と話していました。
原材料費高騰など背景に“むだを減らす”技術を集めた展示会
原材料費の高騰などを背景に、町工場が多く集まる東京 大田区で、むだを減らすための技術を集めた展示会が開かれました。