バイデン大統領 イスラエル首相に3日間の戦闘停止要請 米報道

イスラエルによるガザ地区への攻撃が続く中、アメリカのバイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相に対し、イスラム組織ハマスに捕らえられた人質の解放のために、3日間の戦闘停止を要請したとアメリカのメディアが報じました。

アメリカのニュースサイト、アクシオスは7日、アメリカとイスラエルの当局者の話として、アメリカのバイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と前日に行った電話会談の中で、イスラム組織ハマスに捕らえられた人質の解放を進めるため、3日間の戦闘停止に同意するよう要請したと伝えました。

提案はアメリカやイスラエル、それに人質解放を巡ってハマスとの仲介役を務めるカタールの間で話し合われていたものだということでイスラエルが3日間、戦闘を停止すればハマス側が10人から15人の人質を解放するとともに、3日間のうちに人質全員の名前を特定し、名簿にして出すという内容だということです。

これに対してネタニヤフ首相は、ハマスを信用しておらず、要請に応じるときではないとして否定的な考えを示したということです。

ネタニヤフ首相は戦闘を3日間停止すればイスラエルの軍事行動に対する国際社会からの支援も失いかねないとバイデン大統領に伝えたとしています。