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深刻な食料不足時 カロリー高い作物 転換指示できる制度検討へ

食料安全保障の強化が課題となる中、農林水産省は、世界的な穀物の不作や紛争などで極めて深刻な食料不足に陥った場合、国内の生産者に対し、さつまいもやコメといったカロリーが高い作物への転換を指示できる制度を検討していくことになりました。

農林水産省は、8日開いた、食料安全保障の強化に向けた有識者会議で、世界的な穀物の不作や紛争で輸入が滞るなどして、最低限、必要な食料も確保できない場合の対応案を示しました。

それによりますと、国民が必要とするカロリーの確保が重要になるとして、極めて深刻な食料不足に陥った場合には、総理大臣をトップとする政府対策本部を設置し、国内のさつまいもやコメといったカロリーが高い作物の生産者に対し、増産を指示することが考えられるとしています。

さらに、野菜などほかの作物の生産者に対しても、さつまいもなどのカロリーが高い作物への転換を指示することも検討する必要があるとしています。

ただ、転換を指示する場合も、生産効率やほかの栄養素とのバランス、食生活への影響なども考慮する必要があるとしています。

会議の中では、政府の対応案に異論は出なかったということで、農林水産省は、今後、指示した場合の経済的な補償など、具体的な制度の検討を進めていくことにしています。

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