立民 小沢一郎氏 “次の衆院選で政権交代を” 泉代表を批判

立憲民主党の小沢一郎衆議院議員は、泉代表が先に今後5年で政権交代を目指す考えを示したことについて、次の衆議院選挙で目指すべきだとして批判しました。

立憲民主党の泉代表は先に「あと5年で政権交代を考えている。『次の選挙で政権交代』と言いたいが、再生するには手順も必要だ」などと述べました。

これについて、小沢一郎衆議院議員は7日に開かれたみずからを中心とする政策グループの会合のあと、記者団に対し「野党第1党が次の衆議院選挙で政権を目指さないと言ったら支持する国民はいなくなる。最初から『政権は必要ありません』という話だったらますます支持者は離れる」と述べ、批判しました。

また、次の衆議院選挙に向けた野党間の候補者調整について「野党の候補者を1人にして政権交代を目指すことはみんな事実上、賛成だ。あとはそれを成し遂げるだけのリーダーシップがあるかどうかだ」と述べ、党執行部に各党との調整を急ぐよう求めました。

立民 岡田幹事長「5年以内に政権交代という考えで準備」

立憲民主党の岡田幹事長は記者会見で「現実を考えると、今の与党との数の違いを見ても、1回の衆議院選挙で政権交代というのはかなり大変なことだ。それぞれ意見があっていいが、幹事長の立場としては5年以内に政権交代という考えで着実に準備を進めることが大事だ。政権を取った時に、今の若い議員の何人かが堂々と大臣を務めることができるところまで成長していることが大事だ」と述べました。