社会

「右向き」ヒラメ釣り上げる 遺伝的要因か 茨城 鹿嶋沖

見た目がよく似ているヒラメとカレイ。見分け方として「左ヒラメに右カレイ」ということばがありますが、茨城県鹿嶋市の沖合で今月、これとは逆の「右向き」のヒラメが釣り上げられました。地元の水族館は、遺伝的な要因で「右向き」になったのではないかとしています。

「右向き」の珍しいヒラメは、体長は56センチで腹びれを下にしたときに顔が右にきます。

茨城県鉾田市に住む自営業の眞田知和さん(40)が鹿嶋市の沖合10キロメートルほどの太平洋で今月3日に釣り上げました。

眞田さんは、船の上で釣ったヒラメに包丁を入れようとして角度が合わないことから顔の向きが通常と違うことに気がついたということで「ヒラメを回転させたり、自分自身が回ったりしてしまいました。子どものころから30年以上釣りをして、ヒラメはよく釣っているがこんなことは初めてです」と話しています。

眞田さんは珍しいと感じて大洗町にある「アクアワールド茨城県大洗水族館」にこのヒラメを持ち込み、水族館では口や歯の形からヒラメであることに間違いはないとしています。

「右向き」のヒラメは現在、公開されていませんが、水族館では今後の様子を見て公開するか決めるということです。

茨城県大洗水族館の飼育員、濱野恭之さんは「珍しい魚は運ばれてくるが、右向きのヒラメはこの水族館では初めてだ。遺伝的な要因で右向きになったのではないか」と話しています。

鮮魚店「何万分の1の確率か」

今月3日、茨城県の鹿嶋市沖で見つかった「右向き」のヒラメについて、茨城県大洗町で鮮魚店を営む大川貴裕さん(41)は、「18年間、水産関係に携わっていますが右向きのヒラメは、数年前に競りで1匹だけ紛れ込んでいたのを見たことがあります。確率で言っても、何万分の1とかそういう類いだと思います」と話していました。

また、「一般の人は目が右向きだとカレイと思ってしまうと思うので、よくヒラメと気付いたなと思います」と話していました。

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