生徒300人余の個人情報が記載された資料 都立高校教員が紛失

先月、修学旅行中だった都立高校の教員が、生徒300人余りの氏名や携帯電話番号といった個人情報が記載された資料を紛失していたことがわかりました。

これは6日、都の教育委員会が発表しました。

それによりますと、先月下旬、都立小岩高校の教員が修学旅行で生徒を引率していた際、生徒356人分の氏名と、このうち330人分の携帯電話番号などの個人情報が記載された資料を紛失したということです。

個人情報が記載された資料は、この教員のほか同行した教員らが、生徒がはぐれた時などの緊急時の連絡先として持ち歩いていたということです。

今月に入って、学校側が生徒や保護者に説明と謝罪を行ったということで、これまでのところ、個人情報の第三者への流出や被害の情報は確認されていないということです。

都教育委員会は、今後すべての都立学校に対し、携帯電話番号などの個人情報をまとめた資料を持ち出さないことや、資料を所持するのは管理職に限るなどの対策を周知することにしており「あってはならない事態で、再発防止を徹底したい」としています。