石川県議会 “議員バッジ” 金の割合減らし「交付」へ

金の価格高騰などを受け、石川県議会は、任期ごとに貸与していた14金製の議員バッジについて、金の割合を減らすなど価格を抑えた仕様にするとともに返却の必要がない交付とすることを申し合わせました。

金の価格高騰などを受け、石川県議会は、任期ごとに貸与している14金や18金を使った議員バッジについて調べたところ、ほとんどの議員が返却していないことが明らかになり、6日議会運営委員会で対応を協議しました。

その結果、議員バッジの扱いをこれまでの貸与から返却の必要がない交付とすることを申し合わせました。

来月の議会運営委員会で関連の規定を変更する予定で、次の任期から適用する方針です。

議員からは「規定では返すことになっていたが、十分な説明がなかったのでほとんどの議員が返していなかったのだろう」とか、「交付としている県議会も多いので、当選した証しとして交付という形に変えてもよいのではないか」といった意見が出されていました。

また、ことし4月に購入した際は、バッジは1つ当たりおよそ4万7000円だったということで、今後は、素材については金の割合を減らすなどこれまでより価格を抑えた仕様にすることになりました。

各地の県議会では、貸与された14金製の議員バッジの一部が、返却されていないことが相次いで明らかになっています。