7日から東京でG7外相会合 イスラエル・パレスチナ情勢など議論

G7=主要7か国の外相会合が、7日から東京で開かれます。緊迫するイスラエル・パレスチナ情勢や海洋進出を強める中国の動向などについて意見を交わし、成果文書としてまとめることにしています。

G7外相会合は東京・港区の飯倉公館で7日から2日間開かれます。

先月7日にハマスとイスラエルの軍事衝突が始まって以降、G7の外相が一堂に会するのは初めてです。

議長を務める上川外務大臣は先週、イスラエルとパレスチナ暫定自治区双方を訪れたあとに「今回の訪問を踏まえ、外相会合では率直かつ突っ込んだ意見交換を行いたい」と述べました。

日本は、ハマスなどによるテロ攻撃を非難するとともにガザ地区が深刻な人道危機に陥っていることから人道目的の一時的な戦闘の休止や人道支援の活動ができる環境を確保することが重要だという考えを伝える方針です。

またロシアによるウクライナ侵攻や海洋進出を強める中国の動向、北朝鮮の核・ミサイル開発などについても意見を交わし、最終日に成果文書としてまとめることにしています。

G7外相会合がことし日本で開かれるのは4月に続いて2回目で、結束して力強いメッセージを打ち出したい考えです。