2028年ロス五輪で野球復活 松井秀喜さん「すばらしいこと」

プロ野球の巨人や大リーグのヤンキースなどで活躍した、松井秀喜さんが都内で野球教室を開き、2028年夏のロサンゼルスオリンピックで野球が追加競技として復活することについて「個人的にうれしいし野球にとってすばらしいことだと思う」と話しました。

松井さんは、野球の楽しさを知ってもらおうと2015年から日本とアメリカで野球教室を開いていて、5日、八王子市の野球場で開かれた教室には全国から30組の親子が参加しました。

松井さんは、みずからバッティングピッチャーを務めて参加した小学生にバッティングを指導し、「ナイスバッティング」などと声をかけていました。

このあと、松井さんが打席に入ってバッティングを披露しましたが、31スイングしてホームラン性の当たりは出ず、終盤、フェンスは越えたもののファールゾーンにボールがそれると倒れ込んで悔しがり、「きょうは私がとうとうホームランを打てなくなった記念日です」と話して笑いを誘っていました。

松井さんは野球教室のあと、「皆上手でレベルが高かった。分かりやすく基本的なことを伝えたいと思った」と話したうえで、ホームラン性の打球が出なかったことについては「次回から狭い球場を選ぶのと、金属バットを個人的には復活させようと思います」と冗談を交えて答えていました。

また、2028年夏のロサンゼルスオリンピックで野球が追加競技として2大会ぶりに復活することについて、「オリンピックという世界的に大きな大会で、野球が排除されるというのは野球人としてはさみしいので、個人的にうれしいし、野球にとってすばらしいことだと思う」と話しました。