全日本大学駅伝 駒沢大が大会4連覇 2シーズン連続の三冠に王手

大学三大駅伝の1つ、全日本大学駅伝が行われ、1区でトップに立った駒沢大が、その後もリードを広げてフィニッシュし、大会4連覇を果たしました。昨シーズン、大学駅伝三冠を達成した駒沢大は、10月の出雲全日本大学選抜駅伝も制していて、これで2シーズン連続の三冠に王手をかけました。

大学三大駅伝の1つ、全日本大学駅伝は、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間、106.8キロで争われ、オープン参加の学連選抜2チームを含む27チームが出場しました。

レースは1区で、青山学院大の若林宏樹選手が集団から飛び出す展開となりましたが、終盤で2位集団が追いつき、最後は駒沢大の赤津勇進選手がわずかにリードして、トップでたすきをつなぎました。

2区では2年生の佐藤圭汰選手が、区間新記録の走りで2位に16秒の差をつけ、3区では3年生の篠原倖太朗選手が、リードを1分に広げて独走態勢に入りました。

駒沢大はリードを3分近くまで広げて最終8区に入ると、アンカーの2年生、山川拓馬選手が安定した走りで、そのままトップでフィニッシュし、5時間9分ちょうどのタイムで4年連続、16回目の優勝を果たしました。

昨シーズン、大学駅伝三冠を達成した駒沢大は、10月の出雲全日本大学選抜駅伝も制していて、2シーズン連続の三冠に王手をかけ、来年1月の箱根駅伝で史上初の快挙に挑みます。

2位は青山学院大、3位には国学院大が入り、上位8チームが来年のシード権を獲得しました。