【まとめ】阪神日本一 関西各地の動き 道頓堀川に37人飛び込む

5日夜に行われたプロ野球日本シリーズ第7戦で、阪神がオリックスに勝ち、38年ぶり2回目の日本一に輝きました。

関西各地では両チームのファンが声援を送りました。

6日午前0時半現在で、道頓堀川には37人が飛び込んだということです。いずれもけがはないということです。

※記事では道頓堀川周辺の様子を360度カメラで撮影した様子をご覧いただけます。

【360度カメラ】道頓堀川周辺

午後10時から11時ごろにかけて、道頓堀の戎橋付近の混雑と警戒の様子を、360度カメラで撮影しました。マウスやタップで、画面を動かすことができます。

【0:30現在】道頓堀川に37人が飛び込む

阪神タイガースが日本一になったことを受けて、大阪・ミナミの道頓堀には大勢の人が詰めかけ、大阪府警察本部は、5日夜からおよそ1300人の態勢で警戒にあたっています。

警察は混雑の程度に応じて橋の南側から北側への一方通行にするなどの通行規制を行いました。

警察によりますと、午前0時半現在、道頓堀川には37人が飛び込んだということです。いずれもけがはないということです。

戎橋では人の姿はまばらになっていますが、周辺に集まっている人がいるということで、引き続き、警戒にあたることにしています。

このほか大きな混乱やトラブルなどはないということです。

【23:00ごろ】大阪で号外

阪神が38年ぶり2回目の日本一を決めたことを受けて大阪で新聞の号外が配られ、受け取ったファンから喜びの声が聞かれました。

JR大阪駅前では、午後11時ごろから「38年ぶり日本一」という見出しが書かれた号外が配られました。

号外を受け取った20代の男性は、「最高です。生きていて良かったと思います。本当に選手たちにありがとうと伝えたいです」と話していました。

20代の女性は、「阪神おめでとう、本当にうれしいです。来年も日本一を狙えるように頑張ってください。応援しています」と笑顔で話していました。

20代の男性は、「甲子園球場のパブリックビューイングで見ていて、ノイジー選手がスリーランホームランを打ったシーンが心に残ってます。2年連続で日本一を目指してほしいです」と話していました。

【22:00現在】道頓堀川に7人が飛び込む

阪神タイガースが日本一になったことを受けて、大阪・ミナミの道頓堀には大勢の人が詰めかけ、大阪府警察本部は、事故やトラブルなどが懸念されるとしておよそ1300人の態勢で警戒にあたっています。

5日午後10時現在で、道頓堀川には7人が飛び込んだということですが、いずれもけがはないということです。

こうしたなか、戎橋では、警察官が欄干に沿う形で並んで警戒にあたるとともに、混雑の程度に応じて通行規制を実施し、歩行者の誘導を行っています。

警察は警備艇によるパトロールを行って警戒を続けています。

【21:47】試合直後の道頓堀では

大阪・ミナミの道頓堀川にかかる戎橋では、日本一になった直後に多くの人が集まり、バンザイをしたり「六甲おろし」を合唱したりしていました。

三重県から訪れた70代の男性は「きょう阪神が勝てるかわからなかったけど、喜びを分かち合うために大阪に来ました。感無量でこの喜びはなんとも言い表せません。ここまで本当に長かったです。まだ実感がわきませんが、こんなにうれしいことはありません。阪神が強すぎました」と話していました。

岡山県から訪れた52歳の男性は、「きょうのチケットが取れなかったのですが、どうしても優勝の瞬間を味わいたくて来ました。ここまで楽しい思いをさせてくれた阪神には感謝しかないです。2連覇も期待してます」と話していました。

家族4人で道頓堀を訪れていた20代の娘は、「生まれた時から阪神ファンです。亡くなった祖父もファンで、この瞬間を一緒に喜んでくれていると思います。あしたから仕事ですが、阪神のおかげでがんばれそうです」と話していました。

【21:50ごろ】“トラのおばちゃん” 歓喜の涙

熱狂的な阪神ファンで、「トラのおばちゃん」として知られる、兵庫県尼崎市の引田孝子さん(79)は、阪神が38年ぶりに日本一を決めたことに涙を流して喜んでいました。

引田さんは、20年ほど前から派手な衣装を身にまとい阪神の応援を続けていて、5日もみずからが経営する飲食店で、テレビを前に常連客らとともに熱い声援を送りました。

そして、阪神がオリックスに勝ち38年ぶりの日本一を決めると店内は大きな拍手に包まれ、引田さんは、涙を流して喜びをあらわにしていました。

引田さんは「待ちに待った日本一で、本当にうれしいです。岡田監督をはじめ選手の皆さんもいろいろと苦労があったと思いますが、頑張り続けたからこそきょうの結果につながったのではないでしょうか。また来年も日本一を期待して応援します」と話していました。

【21:50】オリックスファン 最後まで諦めずに応援

プロ野球の日本シリーズで阪神に敗れたオリックスのファンが集まる大阪市内のすし店では最後まで諦めずに応援する姿が見られました。

オリックスのポスターなどが並ぶ大阪・中央区のすし店には午後6時半の試合開始前から多くのオリックスファンが集まり、試合が始まると熱い声援を送っていました。

4回に阪神に先制されると、集まった人たちからは残念そうな大きなため息がもれていました。

そして、阪神の日本一が決まると、涙ぐむ人の姿も見られましたが、最後は全員で「ありがとうバファローズ」と拍手をしていました。

20代の男性は、「山本投手の流れで、きょうもうまいこといくと思っていたんですが、相手がやっぱり強かったということですね。来年、また切り替えて頑張ってほしい。私も全力で応援したいと思います」と話していました。

また、30代の男性は「一方的な展開でしんどかったですが、最後の最後にホームランが出て一矢報いたというか意地を見せてもらい、すごく感動しました。残念でしたが、本当に感謝しかないです」と話していました。

【21:47】甲子園球場に1万人超のファン 「六甲おろし」で喜び

パブリックビューイングが阪神の本拠地、甲子園球場で行われ、38年ぶりの日本一に1万人を超えるファンが「六甲おろし」を歌うなどして喜びを分かち合いました。

甲子園球場では、阪神の38年ぶりの日本一がかかった京セラドーム大阪での日本シリーズの第7戦の応援をしてもらおうとパブリックビューイングが行われました。

スタンドにはユニフォームを着たファンなど1万2千人余りが詰めかけ、阪神の攻撃の際には得点が入るたびに大きな歓声が上げて、立ち上がって両手を上げたりタオルを掲げたりして喜んでいました。

そして9回、抑えの岩崎優投手が最後のバッターを抑え、阪神の38年ぶりの日本一が決まると、訪れたファンは総立ちで歓声をあげて喜び、中には涙を流す人の姿も見られました。

その後も岡田彰布監督の胴上げの瞬間にバンザイをしたり「六甲おろし」を歌ったりして日本一の喜びをわかち合っていました。

【21:40ごろ】9回2アウトから一矢 オリックスファンは

オリックスファンが集まる大阪市内のすし店では、9回2アウトで頓宮選手のホームランが出た直後、集まった人たちが拍手をして喜んでいました。

【19:35ごろ】阪神先制 その時…

ノイジー選手の先制スリーランホームランの瞬間、パブリックビューイングが行われている甲子園球場や、熱狂的な阪神ファンが多い尼崎市の商店街では、集まった人たちが喜びを分かち合っていました。

【18:00すぎ】道頓堀 警察が警戒

大阪・ミナミの道頓堀では、試合が始まった午後6時半ごろから警察官が警戒を始めました。

5日は、阪神が日本一となった場合、ミナミの道頓堀川にかかる戎橋の周辺に多くのファンが集まることが予想されるとして、大阪府警察本部はおよそ1300人の態勢で警戒にあたることにしています。

現場では、午後6時半ごろ、戎橋の一部を規制した上で、警察官が歩行者の誘導を行っていました。

また、戎橋の西側にある道頓堀橋に周囲の視界を遮るシートが設置されたほか、近くで機動隊の車両が待機し、警戒にあたっていました。

【10:30ごろ】多くの阪神ファン集まる 兵庫 尼崎の商店街では

兵庫県尼崎市にある「尼崎中央三丁目商店街」は、多くの阪神ファンが集まることで知られ、阪神の日本一を祈願する垂れ幕が飾られています。

商店街にあるパズル店では、「店長の勇み足!!」と銘打って、ひと足先に記念のセールが行われ、38年ぶりの日本一にかけて、子ども用のパズルが38円で売られていました。

店主の津吉耕三さんは「この値段で用意するのは大変ですが、みんなで盛り上げてもらえたらいいと思います。きょうこそは勝ってほしい」と話していました。

商店街を訪れた65歳の女性は「本当はきのう勝って優勝セールに来たかったです。きょうはなんとか勝ってほしいです。応援しています」と話していました。

【10:00前】オリックス本拠地近く 大阪 西区の商店街では

一方、オリックスの本拠地、京セラドーム大阪近くにある大阪 西区の商店街「ナインモール九条」はオリックスを応援していて、「めざせ!日本一!」と書かれた横断幕が掲げられています。

喫茶店を営む安田和志さんは「きょうは先発の宮城投手が、がっちりとやってくれると思うので、2連覇間違いないと思います。ファンの皆さんと一緒に店でテレビを見て応援したいと思います」と話していました。

オリックスファンで、福井から家族3人でこの商店街を訪れた53歳の男性は「球場のチケットは手に入らなかったので、このまま帰って自宅のテレビの前で選手の応援歌を歌いながら応援しようと思います」と話し、家族全員で「頑張れオリックス!日本一!」と声を上げていました。