沖縄 尖閣沖 中国海警局の船 3隻いずれも領海出る

4日から5日にかけて沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の漁船の動きに合わせて領海に侵入した中国海警局の船3隻は、5日夕方、いずれも領海を出ました。海上保安本部は再び領海に入らないよう、警告と監視を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、4日午前2時20分すぎ、尖閣諸島の魚釣島と南小島の沖合で、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船2隻が、日本の漁船1隻の動きに合わせるように相次いで日本の領海に侵入しました。

さらに、5日午前3時20分前には、南小島の沖合で中国海警局の船1隻が日本の漁船2隻の動きに合わせるように領海に侵入し、合計で3隻が日本の領海内を航行していました。

海警局の船は、最大でおよそ39時間にわたって領海を航行したあと、漁船が漁を終えて領海から出たのに合わせるように5日午後5時半までに、いずれも領海を出ました。

海上保安本部は再び領海に入らないよう、警告と監視を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは11月3日以来で、ことし30件目です。