イギリス各地でパレスチナ支持のデモ 即時停戦を求める

イスラエルがガザ地区への攻撃を続けるなか、4日、イギリスの各地で、即時停戦を求めるデモが行われました。

デモはイギリス国内のおよそ60か所で行われ、このうち、ロンドン中心部のトラファルガー広場には、主催者の発表でおよそ5万人が集まりました。

参加者たちはパレスチナの旗を掲げたり「パレスチナに自由を」と書かれたプラカードを掲げたりしながら、「今すぐ停戦を」などとシュプレヒコールを上げました。

夫と3歳の子どもと参加した女性は、「デモに参加するのは初めてです。母親として、パレスチナの人のことを思うととても心が痛む。罪のない人々を空爆するようなやり方は間違っている」と話していました。

また、イスラエル出身の77歳の男性は「私はユダヤ人で、両親はアウシュビッツ強制収容所から生還した。だから、ホロコーストが何かを知っている。イスラエルは、『10月7日にユダヤ人に起こったことはホロコーストのようだ』と主張しているがこれはユダヤ人に対する大量虐殺と同じものではない。私は1人の民間人の殺害も支持していない」と話し、即時停戦を訴えました。