フィギュア女子 仏大会 住吉りをん 4回転トーループ成功し3位

フィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦、フランス大会の女子シングルで20歳の住吉りをん選手が、国際大会では日本選手で初めてとなる4回転トーループを成功させ3位に入りました。

フランスのアンジェで開かれている大会は4日、女子シングル後半のフリーが行われました。

前半のショートプログラムで5位だった住吉選手は冒頭の連続ジャンプを勢いよく決めたあと、続く4回転トーループを成功させ、高い出来栄え点も獲得しました。

4回転トーループを国際大会で成功させたのは日本選手では住吉選手が初めてです。

このあと、基礎点の上がる演技後半は得点源となる3回転の連続ジャンプなど3つのジャンプをいずれも決めたほか、2つのスピンを最高評価のレベルフォーでそろえました。

演技を終えた住吉選手は笑顔でガッツポーズを見せ、その後、観客から大きな拍手が送られると涙も見せていました。

住吉選手のフリーの得点は全体トップの136.04でショートプログラムとの合計を197.76とし、いずれも自己ベストの得点を更新して日本勢トップの3位に入りました。

また前半6位の樋口新葉選手は回転不足をとられるジャンプがあったもののフリーでは全体4位の129.73をマークし、合計は190.02で1つ順位を上げて5位でした。

今シーズンがシニアデビューの18歳、千葉百音選手はフリーが108.17、合計164.76で9位でした。