連合 芳野会長 立民・国民と会談へ 関係改善促したい考え

労働組合の中央組織、連合の芳野会長は、今週から来週にかけて立憲民主党と国民民主党の執行部と相次いで会談することにしています。両党の間で共産党との距離感をめぐって溝が深まっていることを踏まえ、双方を支援する立場から関係改善を促したい考えです。

両党の間では、立憲民主党が次の衆議院選挙を見据えて共産党と意見を交わしたことに、国民民主党が反発し執行部のあいさつ回りを断るなど、溝が深まっています。

こうした中、先月、再任された連合の芳野会長は、今週、立憲民主党の泉代表らと、来週は国民民主党の玉木代表らと相次いで会談することにしています。

連合は両党を支援する立場で、幹部からは「対立が深刻になれば連合の運営にも支障が出かねない」などという懸念も出ていて、芳野氏としては双方に関係の改善を促したい考えです。

また、一連の会談では、連合が来年の春闘で定期昇給分を含めて5%以上の賃上げを要求する方針を決めたことを受け、持続的な賃上げの実現に向けて連携して取り組んでいくことを確認する見通しです。