国際

ハマス 戦車を破壊する映像公開 イスラエルは再び退避呼びかけ

ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、戦闘員が至近距離からの攻撃で戦車などを破壊する映像を公開し、ガザ市への包囲網を強めるイスラエル軍をけん制しました。
一方、イスラエル軍はガザ地区の住民に対し、2日連続で経路と時間を設定したうえで、南部への退避を呼びかけていますが、どれだけの住民が応じるかは不透明です。

イスラエル軍の地上部隊はガザ地区の中心都市ガザ市を包囲して攻勢を強めていて、4日には軍トップのハレビ参謀総長が前線の部隊を視察して激励しました。

これに対しハマスの軍事部門、カッサム旅団は4日、戦闘員がガザ地区北部でイスラエル軍の車両10両を破壊したとする映像を公開しました。

映像は戦闘員が建物の影から戦車などに近づいて至近距離から対戦車砲を発射する様子や、イスラエル軍の車両によじ登って火をつける様子が写っていて、市街地への侵入をはかるイスラエル軍をけん制する狙いがあるとみられます。

戦闘が激しさを増すなか、イスラエル軍は現地時間の5日午前10時から午後2時までの4時間、ガザ地区を南北に貫くサラハディン通りを開放すると2日連続で発表し、住民に南部への退避を呼びかけています。

ただイスラエル軍は4日、経路を確保しようとしていたイスラエル兵にハマスが砲撃し退避を妨害したとして、強く非難しているほか、時間も4時間と限られるためどれだけの住民が応じるかは不透明です。

こうしたなか、イスラエル最大の商業都市テルアビブではハマスにとらわれた人質の家族や支援者らが、一刻も早い人質の解放を求める大規模な集会を開きました。

参加者のなかには人質解放のためイスラエル側の譲歩もやむをえないとする人もいれば、いまはハマスへの軍事的な圧力を継続すべきだと訴える人もいて、人質の家族の間でも今後の対応をめぐる意見は分かれています。

一連の衝突でガザ地区の保健当局によると子ども3900人を含む9488人が死亡しています。イスラエル側は少なくとも1400人が死亡し、外国人を含む240人以上がガザ地区で人質になっています。

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