阪神の日本一に備え 大阪府警 約1300人の態勢で警戒へ

59年ぶりの“関西対決”となった日本シリーズは、阪神が日本一に王手をかけ、4日の第6戦を迎えます。日本一となった場合、大阪 ミナミにある道頓堀を中心に多くのファンが集まることが予想されるとして、大阪府警察本部は、およそ1300人の態勢で警戒にあたることにしています。

9月14日に阪神がリーグ優勝した際、ミナミの道頓堀川にかかる戎橋の周辺には多くの人が集まり、バンザイをしたり「六甲おろし」を合唱したりして優勝を祝ったほか、26人が川に飛び込みました。

こうした状況を踏まえて、警察は、阪神が日本一になった場合も事故やトラブルを防ぐため、リーグ優勝時と同じ規模の、およそ1300人の態勢で警戒にあたることにしています。

このうち戎橋では、両端に設置されているスロープへの立ち入りを規制するとともに、混雑の程度に応じて、3段階に分けて通行規制を行う予定です。

また、いわゆる「DJポリス」と呼ばれる機動隊員を配置したり、戎橋の西側にある道頓堀橋に歩行者が立ち止まらないよう、周囲の視界を遮るシートを設置したりするということです。

一方、オリックスが日本一になった場合、警察は、ことしのリーグ優勝時に道頓堀周辺の混雑はなかったなどとして、10分の1以下の100人余りの態勢で警戒することにしています。