社会

道頓堀川に飛び込まないで!“大腸菌検出 泳げる川ではない”

阪神とオリックスによる59年ぶりの“関西対決”となった日本シリーズ。

阪神がリーグ優勝したときには大阪・ミナミの道頓堀の橋から川に飛び込む人もいましたが、川の水質を調査する専門家は「大腸菌が検出されていて泳げる川ではない。トイレの便器の中に飛び込むようなものだ」と注意を呼びかけています。

ことし9月に阪神がリーグ優勝したときには、大阪・ミナミの道頓堀川にかかる戎橋の周辺に多くのファンが集まって祝い、川沿いの遊歩道から飛び込む人もいました。

けが人などはいなかったということですが、2003年のリーグ優勝時には戎橋から5000人以上が川に飛び込む騒ぎとなり、1人が死亡したほか、複数のけが人が出ました。

この翌年、2004年から、大阪・北区にある日本分析化学専門学校は、川の水の濁りの程度や細菌の数などを調査しています。

水質は改善傾向にあり、去年、2022年11月には絶滅危惧種のニホンウナギの生息が確認されましたが、汚れの指標となる大腸菌の検出は続いていて、ことし8月の調査では、川の水100ミリリットル当たりおよそ1000個でした。

厚生労働省が定めた遊泳用のプールの基準は「大腸菌が検出されないこと」となっていて、日本分析化学専門学校の教務部長の宮道隆さんは、「今も泳げる川ではない」と指摘し、注意を呼びかけています。

日本分析化学専門学校 宮道隆 教務部長
「トイレの便器にたまっている水の中を泳ぐようなもので、腹痛や下痢などの健康被害につながるおそれがある。私も阪神ファンだが飛び込むのは絶対に控えるべきだ」

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