各地で季節外れの暑さ 沖縄で30度以上の真夏日 富山は28.5度に

3日も各地で季節外れの暑さとなり、沖縄では30度以上の真夏日を観測したほか、各地で気温が25度以上の夏日となりました。連休中日の4日も気温が25度以上となるところがある見込みです。

気象庁によりますと、全国的に高気圧に覆われて晴れ、強い日ざしが照りつけ、気温が上がりました。

日中の最高気温は
▽沖縄県の石垣市登野城で30.4度と30度以上の真夏日となったほか
▽富山市で28.5度
▽宮崎県西都市で28.2度
▽岩手県の釜石市で26.6度
▽東京の府中市で25.2度と
沖縄から東北にかけての各地で25度以上の夏日となり
▽東京の都心でも24.3度を観測しました。

このうち、鳥取市では28.1度を観測するなど、全国300か所余りの観測点で11月として観測史上、最も高くなりました。

4日も各地で晴れて気温が上がる見込みで、最高気温は
▽静岡市や熊本市鹿児島市で27度
▽富山市や横浜市、京都市、福岡市などで26度
▽福島市や東京の都心、名古屋市、大阪市などで25度と予想されています。

一方、4日、土曜日は発達する低気圧と前線の影響で北日本や東日本の日本海側を中心に大気の状態が不安定になり、荒れた天気となる見込みです。

季節外れの暑さの七五三

各地で季節外れの暑さとなるなか、東京 千代田区の神社では七五三で訪れた人たちが暑さをしのぎながら記念の写真撮影を行っていました。

3日は各地で気温が25度以上の夏日となり、東京の都心では日中の最高気温は24.3度を観測しました。

東京 千代田区にある日枝神社は3日、七五三の参拝に訪れた人たちでにぎわい、季節外れの汗ばむ陽気となるなか参拝者は暑さ対策をしながら記念の写真撮影を行っていました。

双子の7歳の女の子の七五三のため、祖父母や両親などあわせて9人で訪れた家族は、こまめに汗を拭いて水分補給を行い、時折、扇子であおいだり保冷剤で首を冷やしたりしながら撮影に臨んでいました。

着物を着ていた女の子は「すごく暑いです。保冷剤があってうれしかったです。撮影が終わったらアイスを食べたいです」と話していました。

女の子の母親は「思っていた以上に暑く、着物が分厚く、子どもがつらそうだなと感じます。暑さ対策のグッズをいろいろ持ってきたので、あとちょっと乗り切りたいと思います」と話していました。

撮影を行ったカメラマンの光家瑞穂さんによりますと、3日は暑さが予想されていたため、対策について事前に連絡していたということで、11月にこうした連絡をするのはあまりないということです。

光家さんは「子どもが暑そうだったので無理のないよう、適宜、休憩をとってもらいました。これからも暑い日が続くかもしれないので、気をつけながら撮影を進めていきたいです」と話していました。

鳥取砂丘 暑さ対策とりながら砂の上を歩く

鳥取市では3日正午すぎに、11月としては観測史上最も高い28.1度の最高気温を観測しました。

市内の観光地の鳥取砂丘を訪れた観光客は、半袖のシャツを着たり日傘を差したりして暑さ対策をとりながら砂の上を歩いていました。

また、砂丘の出口付近では歩き終えた人たちが水分補給をする姿も見られました。

島根県から来た10歳の女の子は「砂丘は初めて来ましたが、暑くてしんどかったです。アイスクリームが食べたいです」と話していました。

大阪府から来た10代の男性は「パーカーも持ってきていましたが、車を降りた瞬間暑かったです。タンクトップで来てよかったです」と話していました。

兵庫県から来た50代の男性は「天気予報で暑くなると聞いていたので半袖で来ましたが、大正解でした。神戸よりも相当暑いです。水分補給をしながら歩きました」と話していました。