斉藤国交相が大阪・関西万博の予定地を視察

斉藤国土交通大臣は再来年に開幕する大阪・関西万博の予定地を視察し、建設工事を円滑に進めるために作業環境の改善に取り組む考えを示しました。

再来年、2025年4月に開幕する大阪・関西万博の予定地ではパビリオンなどの建設工事が進められています。

斉藤国土交通大臣は3日、現地を訪れ、政府が出展するパビリオン、「日本館」や会場のシンボルとなる木造建築物の「大屋根」などの建設現場を視察しました。

そして、工事を円滑に進めるために、建設会社の担当者と意見を交わしました。

この中では建設会社から、作業員の事務所や資材置き場が建設現場から離れていて移動や運搬に時間がかかるため改善してほしいとか、工事がピークを迎えるとトラックなどがさらに増えて混雑するため、建設現場の出入り口を増設してほしいといった要望が出されました。

大阪・関西万博をめぐっては海外パビリオンの建設に向けた準備の遅れが指摘されていて、政府は予定どおりの開催に向けて準備を加速させる方針です。

視察のあと、斉藤大臣は報道陣に対し、「成功に向けて建設業者の方々は懸命に頑張っているが、施工上、改善してほしいという、率直な意見をうかがったところだ。しっかりと意見を持ち帰り、今後の改善にいかしていきたい」と述べ、工事を円滑に進めるために作業環境の改善に取り組む考えを示しました。