FTX創業者に有罪評決 米メディア“懲役100年を超えるのでは”

去年、経営破綻した暗号資産の交換業大手、FTXトレーディングの創業者で、詐欺などの罪に問われていたバンクマンフリード被告に対し、ニューヨークの連邦地裁の陪審は2日、被告に対して有罪の評決を下し、アメリカメディアは懲役が100年を超えるのではないかとも伝えています。

去年11月に経営破綻した暗号資産の交換業大手、FTXトレーディングの創業者で、CEOを務めていたバンクマンフリード被告は、顧客の資金を不正に流用したなどとして、ニューヨークで詐欺や資金洗浄=マネーロンダリングなど7つの罪で起訴されていました。

バンクマンフリード被告はこれまでの裁判で罪を認めていませんでしたが、元側近らは罪を認めていて、ニューヨークの連邦地裁の陪審は2日、被告に対して詐欺や資金洗浄など7つの罪すべてで有罪の評決を下しました。

FTXが裁判所に出した資料によりますと、損害を受ける利用者は100万人を超える見通しです。

また、量刑は来年3月に言い渡されることになっていますが、アメリカメディアは懲役が100年を超えるのではないかとも伝えています。

バンクマンフリード被告の弁護士は「陪審の決定は尊重するが、結果には非常に失望している。被告は無罪を主張しており、今後も争い続ける」とする声明を発表しています。