アップル 3か月決算 4期連続の減収 パソコン売り上げ34%減少

アメリカのIT大手アップルのことし9月までの3か月間の決算は、スマートフォンの販売や動画配信などは堅調だった一方、パソコンが大幅な減収となるなど、ほかの製品の販売が伸び悩んだことから、4期連続の減収となりました。

アップルは2日、ことし7月から9月までの3か月間の決算を発表しました。

それによりますと、売り上げは894億9800万ドル、日本円でおよそ13兆4000億円で、前の年の同じ時期より1%減少しました。

アップルの3か月ごとの決算で減収となるのは4期連続です。

主力商品のスマートフォン、iPhoneの売り上げは3%増加したほか、音楽や動画の配信などサービス事業も堅調だった一方、パソコンの売り上げが34%の大幅な減少となったのをはじめ、タブレット端末などほかの製品の販売も伸び悩んだことが主な要因です。

売り上げの地域ごとの内訳では、日本や中国などで減少していて、世界的にスマートフォンの出荷台数が減少傾向にある中、売り上げを増やせるかどうかが課題となっています。

一方、最終的な利益は前の年の同じ時期より11%増えて229億5600万ドル、日本円でおよそ3兆4000億円と増益となりました。